森下くんの恋愛事情

チョコを払い落してそのまま床に放置。

そして、莉音の机に近づいて鞄から紙袋をだしてガサガサといれる。


あ、今気づいた。

快斗の目の下にクマがある。

てか、寝ぐせついてる。

て言うか何ならフラフラ揺れてるし。


「快斗寝不足?」


七星が近づく。


「あぁ。昨日、明日がバレンタインだと思うと寝れなかった」

「お疲れだね」

「バレンタインってなんだ!って毎年思う。

だって、これって女子が男子に

あまーい大量のチョコをあげるテロ的なやつだろ?」


それは流石に言いすぎでしょ。

テロ的なやつって…。

そんなにもらうのイケメンの特権だよ。


「おい、快斗。それはイケメンにかかわらずだ…。

莉音の机を見ただろ。美人は逆チョコだぞ。お前より多い。

そして多分俺よりも多い」
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