森下くんの恋愛事情
いじめの序章。 ・゚+゚・*莉音side
教室に行ったら男女問わずに囲まれた。
ここで正直に行ったらいなくなるのかな?
人の恋愛に口を挟まないでって、正直思う。
とりあえず、作り笑いをして「どうしたの」って聞いてみる。
こういうところがダメなんだろうな。私。
わかってるのにどうしたのってそうとう性格悪いよね?
ほんと、嫌だ。
「付き合ってるのってほんと?」
思った通りの質問。
「嘘って言ってよ!私が悠李くん狙ってるの知っているでしょ?」
あなたと話したことがないんだから知ってるわけ無いじゃん。
「ホントだよ。私と森下くんは付き合ってる」
私が言った途端、
男子は、うわーっと落胆した。
女子は、思いっきり私のことを睨んでいる。
気づいてないふりしないと。
私がやられる。
陰口が聞こえる。