森下くんの恋愛事情
「高梨さん。大丈夫?」
「考えれば考えるほど疲れる」
「そっか、とりあえずお昼食べようか
って言っても昼ないけど」
「そうなの?」
「うん、いつも購買で買ってるから」
「そうなんだ。ごめんね?
お詫びに購買に人パシらせる」
「自分で行くんじゃないんだ」
「だって、今行ったら囲まれる」
話をしながら私は携帯を出してメールをした。
やっぱ落ち着く。
一人でいるより楽。
ずっと頼ってたい。
一緒にいてよ。
淡い期待だな。