森下くんの恋愛事情
「さっさと着替えて出てこい」
はあ、なんか。
一気に疲れた。
高梨さんは、無茶なことしようとするから
ヒヤヒヤだな〜。
男子更衣室がよほど臭かったのか入って30秒で着替えて出てきた。
「きつい…臭い…」
「おつかれ。じゃあ、次は僕だね」
男子更衣室に入った時、恐ろしく臭い匂いが漂ってきた。
あー、これは早く着替えなくては、
僕には無理だ。
いつもここで着替えてるのか?
まあ、シャワールームもあるし、設備はいいけど。
この匂いはどうにかならないのかな?
とりあえず、ダッシュで着替えて。
匂いがつくのが嫌だから制服持って更衣室を出た。
その時に、みんなが話をしていた。
「莉音。今日は何すんだ?」
「森下くんの歓迎会で
かるーくゲームしようかなって思ってるんだけど」
「いいんじゃね?
体育でバスケやったけど悠李めっちゃうまかったぞ」
「快斗のその発言はプレッシャーになりつつあると思うぞ」