森下くんの恋愛事情
「ごめんなさい。飲み過ぎました」
「…大丈夫」
そして、光輝先輩飲んでます。
光輝先輩。気づかないんですか?
それとも気づいたうえでですか?
間接キスですよね!!
ズルいです。
僕もまだしたことない!
僕に異変を感じた大我先輩は、ニヤッ笑って光輝先輩に声をかけた。
「光輝。その水、誰の?」
「…俺の」
「さっきは誰が飲んだ?」
「…莉音」
「今、誰が飲んでる?」
「…お、れ……ぁ///」
「どーしたの?光輝先輩。
あっ、今更気づいちゃった感じですか?」
「…確信犯…」
「ふふっ、気づかなかった光輝先輩が悪いんですよ〜♪」
「莉音ちゃーん!!
なんてことを!!」