ギャップだらけの二人
「お邪魔します」

勝手知ったる智恵美の家で、智恵美しかいないと分かっていても、しっかり挨拶はする。

「いらっしゃいます。どうぞ」

智恵美も笑いながら対応してくれる。

靴を脱ぐと、すでに俺専用になっているスリッパを出してくれて、
「私の部屋でいい?」と聞いてくる。

「もちろん」

「分かった。じゃあ行こう。
さっきファミレスから帰ってきたばかりだから、まだ飲み物はいらないよね」

「あぁ、そうだな」
…飲み物より何より、今すぐ智恵美が欲しい!!

智恵美の部屋に入ると、すぐに宿題をはじめようとする彼女を抱きしめ、やさしく唇を重ねた。

俺のキスに応えるように、俺の首に腕を回す彼女。

そっと唇を離し、「このまま抱いていい」と訊くと、俺を真っ直ぐに見て、ゆっくり頷いてくれる。

それを確認し、智恵美を下着姿にさせる。
そして、俺もパンツだけになり、智恵美のベットの上で彼女を愛した。

やっぱり1回じゃ足りなくて、気付くと時間は8時を過ぎていた。
…俺、どれだけ智恵美に夢中なんだろう

「宿題、終わらないね。
明日は英語ないから、まぁいいよね」

言いながら起き上がり、素早く服を着る智恵美。

「簡単にごはん作るから、待っててね」

そう言う智恵美を、
「いや、母さんが待ってるから帰るわ」
引き止めた。








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