ボクらはキミが好き!?

次の日曜日

若干風は冷たいが秋晴れでお出かけ日和







なんでこうなったかな?






待ち合わせの時間に10分ほどはやくたどり着いたあおい
相手を待つ間、どうしてこうなったか振り返っていた







〜回想〜


でぇーと?



「冗談やめてください!なんであたしが」




「デート券貰ったときも言ったじゃない。あたしは、あおいちゃんと行きたいの」




そんなこんな言われても・・・・


あたし、

まだ砂紀さんとどう接したら良いか・・・・



まだ混乱があるのに





「あおいに嫌な思いさせてよく言えるな」




英慈。




「そだそだ!あおいはお前を女だと思ったから仲良くしてたんだ!男のお前は用はねぇ」




英慈に負けじと砂紀を威嚇する





「・・・・男じゃ仲良くできないかしら」



「それは・・・・そんなことないですけど・・・・」


「じゃあ許してもらう機会をちょうだい」


「へ?」


「デートじゃなくて、だましてたお詫びってことで・・・どうかしら?」




砂紀さん・・・・




〜回想終了〜

こんな感じで了承し、遊園地デートをすることになったのだった






あんなふうに捨てイヌみたいな目で見られたら、断れないでしょ・・・







「あおいちゃん」



「うわっ?!」





砂紀さん!!!



「いつから?」


「ちょっと前かしら?なんだかあおいちゃん小難しい顔してたから声かけられなくって」



そういってくすくす笑う砂紀



「もー、声かけてくださいよ。びっくりした」


「ごめんね。じゃいきましょ!」



ぐいっ





え・・・

ちょっ・・・手・・・




自然に砂紀はあおいの手をつなぎ、2人の姿は遊園地内へと消えていった


< 103 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop