ボクらはキミが好き!?


とあるファミレスにて・・・




「っだよあの男あおい連れてきやがって」






テーブルに突っ伏し嘆く勇、その横でアイスコーヒーを飲みながら砂紀がつづける





「それはこっちのセリフよ。あたしがデートしてたのに」






「っへ!ざま−みろ。これでおわびだとかいう口実はなくなったんだ。もうあおいに近づくんじゃねぇよ」






「あら、あおいちゃんとはお友達だもーん。それにあんたにそんなこと言われる筋合い無いわ」





「むっきー!!!」






「ふん」















美人とアイドルイケメンの言い争いをおもしろそうに眺めている由宇






「ねぇ由宇ちゃん、あおいちゃんの友達でしょ。あおいちゃんって今好きな人いるのかしら?」





「ないですよ。あのこ恋とかそういうの鈍いですから」






『確かに』





ふたり声をそろえてうなずく




「じゃあ、あの男が言ってたことは?」





「・・・・あれは・・・・」


どうするかな・・・・ここで隆二さんがあおいの両親から面倒みるよう頼まれてるとか第三者が言うべきじゃないよな・・・・





「あれは、隆二さんってあおいのお隣さんでカテキョだし、それであーゆー言い方を・・・・」

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