ボクらはキミが好き!?
ドーーーーーン………
……………でっかっ
20センチ弱のグラスに入ったパフェがあおいと由宇の前に登場した
「いっただきまーす」
驚くそぶりもなくパフェにスプーンをつきさす由宇
そんな由宇に呆気にとられながら紅茶をすするあおい
「で?」
「砂紀さんね、あの人只者じゃないよ」
「へ?」
「あの進学校の双葉学園で学年トップであり、全国模試はつねに上位者
頭の作りが違うんだーってあおい達帰ったあとその話で持ちきりだったんだから」
「………はぁ」
「なんでもっと驚かないの?!」
「うん…………なんかありそうな、なぞな雰囲気だしてた人だしーーー驚きより納得かなぁ」
うん、うん、やっぱりすごい人なんだ砂紀さん
なんだか納得のいかない由宇
「………なんか、あおいの周り増えてきたね」
ニヤリと笑う
「ん?どういう意味?」
あおいが聞いた問いに答えず、意味ありげに笑う由宇
ーーーーーー誰を選ぶか見物よねーーーーー