ボクらはキミが好き!?

ーーーなんだったんだろ 英慈は・・・







自販機から教室に戻ると勇の机にかばんがのっていた








「え?」









勇・・・来たの?









「おはよ。あおい」








「わ!?」









扉の前に突っ立っていたあおいの背後から勇があらわれた










「・・・もう、おっひる・・だよ・・・」








うっわーーーー


なんかうまくしゃべれない


どうしよ どうしよ どうしよ







言葉に詰まって自然と顔が下に向いてしまう









「・・・・・・。」







どうしよ どうしよ どうしよ


なにか言わなきゃ


なにか











「あおい」








「ひゃいっ!!!」







勢い良く返事してしまった



昼休みとはいえ若干クラスメイトがいる教室の視線が集中してしまう










『なに?』




『あ!勇くんだぁ~おはよ』




『なんか修羅場?(笑)』








わー わー わー


あたしってばなんてことを






一人脳内パニックのあおい




すっと肩に手を伸ばされ

引き寄せられる










「ごーめんみんな。騒がしくしちゃって。これから静かなトコで愛の告白してくるね♪」








いつもの調子で勇はそう言うと



あおいを階段脇の空きスペースへうながした



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