好きなの。
「……‥。」
「ん?なに??」
やっと口を開いてくれた。って思ったら、うまく聞き取れない。何が言いたいんだろう?
「だから…。」
「「だから、そいつは、隣の席の子で、もう親しいんだよ!!!それにそれに…‥」」
「…昨日、言っちゃったんだよ。『明日、教室で待ってろ。話がある。』って。」
もう、この時点で、裕也の本気さが分かった 。同時に切なさも感じられた。
…本当に、その子のこと好きなんだね……‥。
「だったら、その気持ちを正直に彼女に伝えるべきだよ。ただ、それだけのことなら、あたしに相談しなくても…‥。」
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