〇満月*少年〇


すると、いちごちゃんが俺の顔をのぞき込んでいった。

『ちょっと…大丈夫!?』
「ぅ…んっ…」
きもちわるくてはっきりいえない。

『もしかして、苦手だった??ごめんね…?私がのろっとか言っちゃったから…』

困った顔して言った。
そして背中をさすってくれた。


きもちわるいけど…
すごく嬉しい…
嬉しすぎて涙がでそうなくらいだ……


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