〇満月*少年〇
ベンチに座った。
少ししてもあんまりきもちわるいのは治らなかった。
でも話すくらいはできるようになった。
俺…
かっこわるっ……
せっかくいちごちゃんと遊びにきてるのに……
『うーん…
どうする??』
どうしよう……
「俺、まだ…帰りたくない…」
『でも、夜流の体のが大事!!』
いちごちゃんがいつもより強い口調で言った。
えっ…
ってか今、いちごちゃんが強い口調で…
顔が真剣…
こんないちごちゃん、初めて。