〇満月*少年〇
「心配…してくれてる…??」
『そりゃ、するよ!』
そして俺は、いちごちゃんをだきしめた。
嬉しい…
ちゃんと俺のことを考えてくれてる…
『夜流…?どうしたの??』
「俺、ほんとにいちごちゃんのこと好きなんだよ…」
好きがあふれて言葉に出ちゃった…
だけど本当のことだから……。
少ししていちごちゃんが口をひらいた。
『ねぇ…夜流?』
「うん…」
『私ね…夜流のこと好きなのか分からないの…』
「うん?」
『まだ分からないの…』
「…」