〇満月*少年〇

あっそろそろ帰らないと…
「じゃあ、俺帰るな…」
『うん。じゃあバイバイ…』

「おぅ!またなー♪」


そして俺はあっちの世界の入口に向かった。
途中、何度もいちごちゃんの家の方を見た。

するといちごちゃんはずっと見ていてくれた。

嬉しいすぎ…
今日はいいことばっかりだった…。


けど、次の満月がきたらもしかしたらもう二度といちごちゃんと会えなくなるかもしれない……


めちゃ不安になってきた…


でも俺には何もすることはできない。
後はいちごちゃんの気持ちだけ……

俺は待つ事しかできないんだ……



……………
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