咲き誇るものは忍の恋なり
「だね。女子の二人も気を付けて!」

と、真が女子を気遣った。やっぱり、優しい。

「「り!」」

"キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン"

「ん!?HRのチャイムだ!急ご?!」

そして駆け出す。

"シュッバッ"

「セーフ♡」

「よかったーまだ先生来てない!」

"ガラっ"

「これから、HRするから、席つけー!出席とるぞー!一ノ宮ー」

「はい!」

「一之瀬ーー"」

五時間目が始まって10分程経ったとき、あの不快な音が鳴り響いた。

"ヴゥー!ヴゥー!" "ブー"

「あっ!美結!通知が来た‼」

『四人組がα-12の地点に現れた。至急、そこに向かうように。』

「α-12って…ここじゃね?真。」

「あっ!ほんとだ。ってことは正体バレちまう。」

「バレちゃうけど、行くっきゃない!ドコなのかなぁ…
屋上にいるっぽいよ!位置的に!
結合、美結、海、真α-12にいます。学校なのでバレてしまいます。すみません。」

なんと、α-12は学校。結合たちが通う菱川中学校だったのだ。


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