咲き誇るものは忍の恋なり
結合がかけた鎌鼬で鬼は消えた。

「よっし!鬼は倒せたね!結合」

「うん…次は…」

"タタっ!" "ダンッ"

結合が紫音に拳を入れる。

「ぐはっ!!」

「紫音!」

「あんたらだよ…」

"タッ ダダダダダダッ" "ドゴっ!"

そして連続で蹴る結合。

「くはっ!げほっ!」

「気ぃつけろ!紫音、大丈夫か?」

「星羅…大丈夫…けほっ」

周りの人々は自分が、自分達が何を見ているのか、理解しがたかった。中1のこの前やっと中学生になったばかりの子達が大人以上の動きをし、破壊活動をする人々を止めようとしている。
その時…

「キャアっ!」

"スタッ"

1人の女の子が星羅たちに捕まり、連れ去られた。それは、この学校一の美少女と言われる、柏木麗という子でこの学校の校長の娘だ。

「うそっ!人質にとられた!海、美結、真!父上に知らせて!」
< 13 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop