咲き誇るものは忍の恋なり
「!?」

ぐったりとしている柏木麗。

「なっ…んで…返…した…?」

海が疑問をかろうじて口に出す。

「さぁな。だが、これだけは言っておく。お前らは何も知らねぇ!」

「あの鬼が……ーーーーーーーーーーーーーーなんてこともな。」

"ダッ"

冴音達四人が飛び去って行く。



「あの鬼が……
"紛れもない人間自身から作り出されている"
なんてこともな。」

…紫音の言葉は、結合たち四人の誰にも届くことはなかった。


結合たち四人はまだ真実を知らない。


「…ってあっ!柏木さん!取り合えず保健室に連れていこう!」

「「「り。」」」

"シュっシュシュっ" "スタッ"

「よし、OK。今から…」

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