咲き誇るものは忍の恋なり
「わかってる。大丈夫だ。俺が助ける。」

そういって海の父は結合に回復術をかけた。そう、海の父も回復術の担い手。…あと一人は、また話すとしよう。

「んっ…海の父…上…?」

「大丈夫か!結合」

「海?」

「馬鹿!何で辛いのに言わねぇんだ!ちゃんと頼れよ!」

「ごめん」

「結合。回復術をかけて、倒れて助けてもらうとは未熟だな。もっと修行をつめ。」

という結合の父。それに

「はい。わかりました。」

と答える結合。

「家に帰ろう?立てるか?」

結合に海が聞く。

「うん!って、ごめん。立てなかった…」

「手、肩に掛けろよ?っと」

"きゃーーーーーーーー!"

黄色い声が上がる。

「海がお姫様抱っこしたー!ウケる!」

「美結?????」

「すみましぇーん(笑)」

海達四人は頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗の三拍子が揃った有名な四人。その四人に告るひとはとてつもない量でバレンタインデー、ホワイトデーは共に戦場と化すらしい。そんな四人にまだまだ波乱は続きそうだ。
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