咲き誇るものは忍の恋なり
「アレは、人間の心の闇を吸いとって出来てんだ!!泉にためた心の闇をエネルギーにしてんだ!!エネルギーを使われるごとに人間は生気を失っていく。だからー、あの柏木?だっけ?どーにかしねーと……死ぬぜ?」

「「「「……はぁ!?」」」」

「ヤバいよヤバいよー!」 と結合。

「お前ここでふざけんなよ」 と海。

「そーそー…あと、アレは人間から出来てるって言ったよな。だから、あれを攻撃する限りエネルギー源は傷つく!!お前らは世界と引き換えに人間の"生"を奪ってんだ!!ハッ!バカだよなぁ!」

「救う方法は?ないの…?」

「……あるな。」

「何!?教えて!」

「それはなー…」

"バコンっ!"

突然、鈍い音がした。煙があがる。

「「「「!!??」」」」

「いってー……!!」

やられたのは結合達ではなく星羅。

「ひでーよ。紫音。」

紫音と呼ばれた者は破壊活動をする4人のうちの1人。

「お前はバカか。何、敵の質問に答えてやってる。」

紫音はそう言って星羅を睨む。

「え?……あぁーーー!!??」

「「「「うるせぇ!」」」」

星羅の大声は鼓膜が破れそうな程の大きさだ。

「そーだ!言っちゃ行けねーんだった。」

結合達は思った。「こいつは"天性のバカ"だ」と。

「今回は庇ってやるけど、これ以上は俺も庇えないぞ。…邪魔な奴らもいるし、戻るぞ。」
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