咲き誇るものは忍の恋なり
星羅の激白から数日後。

「最近破壊活動あんまないねー.........」

「ん、平和でなにより!」

「おばさんくせー.........」

「あれー、海?今誰に何と?」

黒い笑みをうかべる結合。

「イエ、ナンデモアリマセン。」

恐怖を体感する海。

「あはは、海片言ー!」

「まぁ、平和でいいね。」

その2人をのんきに眺める美結と真。

「「うん。」」

そう、ここ数日破壊活動もなく、いたって平和に日常を過ごしていた。

「あ、俺今日委員会だ。」

「私もだ、海ありがとー!」

「え、海と結合どっちも?私はないよー」

「俺も美結と同じく。美結、一緒に帰ろ。」

「.........うん!」

「......最近美結が真に何か、変じゃね?」

海が結合に耳打ちする。

「えーそおー?」

「チッ。この鈍感ヤロー!」

「え?誰がー?」

「.........いや、なんでも。(そうだ。結合は自分が鈍感とも気付かないくらいの究極の鈍感だった!)」

「なはっ褒めてくれちゃってー照れるー!」

「褒めてねーし!」

「あはは~!委員会行こ!海!」

「ああ!」

走り去っていく結合と海。さながら恋人同士のようである。
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