咲き誇るものは忍の恋なり
「日下部さん!!先輩には“敬意を持って”敬語で接する!通算196回目!」

“敬意を持って”を強調する周委員長。

「敬意なら持ってますよー?」

「だーかーらー...!」

“キーンコーンカーンコーン”

周委員長が話そうとした瞬間、チャイムが鳴った。

「生徒は即座に教室に戻ること!授業の遅刻は校則第百十一条に反する!」

周委員長のこの言葉に生徒は散り散りになっていく。周委員長も、

「日下部さん、今回はここまでにするわ。」

と言って3年生の教室の方面へ歩いていった。続いて、

「では...。日下部さん、一ノ宮さん、また会ったら、一緒にお話して下さいね。」

「じゃーね!結合ちゃん!紫音ちゃん、こっちだよ。」

「はい。ありがとうございます。」

紫音も天音についていく形で2年生の教室の方面へと向かっていった。

「ほら、戻るぞ」

「結構時間くったな。」

海と真に促され、結合と美結も教室に向かうのだった。
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