咲き誇るものは忍の恋なり
4人は急いで外に出る。そしてそこに広がる光景に息をのんだ......。そこには、血まみれになって結合の家の庭に倒れている星羅と

「.........また君は情報をこぼしましたね?星羅...」

その星羅を冷たい目で見る冴音と紫音がいた。澄晴も音を聞きつけて出てきたらしい。

「冴音......冴音が一番許さないのは裏切り......情報をこぼすことも裏切りととれる。冴音は怒ったら誰の声も届かない。いくら仲間でも、星羅に生きる道は......残されないだろう......」

「そんな......」

「嘘だろ......」

「仲間じゃ......ないの......?」

「っ......」

結合、海、美結、真は小さな頃から4人で仲間として一緒にいる。だから、4人の中で裏切りなど、考えたこともないのだろう。「仲間」それは、呆気なく簡単に崩れるものだ。驚愕の色が顔にでている4人

「光闇天誅.......!」

「あ......あれをくらったら星羅は......」

澄晴も言葉にならなかった。“死”それを誰もが理解したであろう瞬間、動き出した者がいた。
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