咲き誇るものは忍の恋なり
「!.........草華風壁!」

鎌鼬に気がついた紫音が防御をした。と、直後に何かぶつかる音がする。

「......防がれた」

「ドンマイ結合♡つぎつぎ!」

「うん!」

残念そうに声を出した結合を美結が励ました。

「来たと思えばいきなり攻撃とは....。僕らもなめられたものですね。」

冴音が落ち着いた声で言った。

「気をつけろ、冴音達に死角は無いに等しい。」

澄晴が言った。

「澄晴、星羅......言ったはずだ。裏切り者には破滅が待っていると。」

紫音が2人を睨みつける。

「それでは......そろそろこちらからも攻撃させていただきましょう。」

“パァンッ.........”

刹那、冴音の手に刀、紫音の手に双剣が現れた。

「!!来るぜっ!」

星羅が叫んだ。その瞬間。

「光速閃.........!」

真の目の前に冴音が現れたと同時に、鋭い刀の一撃が飛んできた。

「くっ............!」

咄嗟に反応した真は苦無で刀を止める。が

“パキンッ”

無情にも苦無が割れてしまった。さらに冴音が刀を振るう。間一髪で避け続ける真。

「水奏!」
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