咲き誇るものは忍の恋なり
「これ以上、傷つけたくねぇだろ?」

海が問う。

「もう私達に手出ししないで。」

と美結が言う。真は

「殺すなんて、お前達に出来ないよ。」

と、軽く殺気が感じられる程に言う。結合は

「紫音の言う通りだ。仲間、信頼、同志、絆、それらはあっけなく一瞬で壊れる。でも、それは、その仲間、信頼、同志、絆を嘘に変えてしまう出来事があったから。もっと自分達の言動1つ1つに問題がないか考えろ。」

と吐き捨てた。今、結合の心は軽く暴走している。そして、星羅が言う。

「俺らは違うが、結合達4人は中1だ。お前ら大人だろ?中1に言われることを恥じろよ。」

澄晴は

「結合達は俺らを嫌うことから始めなかった。お前らより世の中のことを考えていると思う。」

と呟く。冴音の言葉は、きっと皆の心に重く残るであろう言葉だった。

「あなた達は僕達を何百年に渡り嫌いました。それは、僕達の能力を恐れたから。毎回そうでした。僕達があなた達を傷つけたことなんて、無かったのに.........それを、結合達が変えてくれました。あなた達との大きな差です。紫音は絶対に止めます。この命に変えてでも。」

「殺れるもんなら殺ってみな?そしたらこの忍と能力が合わさった......紫音も含む8人で、日本なんて、地球なんて壊せるってこと、思い知らせてやるよ。まぁ、その前に1番にお前を殺ってやるけどな。」

この結合の言葉で、結合達は手を引かずに済むことになった。政府が去ると、冴音が呟く。

「皆さん、ありがとうございます......」

「当たり前だよっ!ね?」

と言う美結に

「本当にありがとうございます。」

と丁寧に返す冴音。
......誰かが、近づいていたとも知らずに話す7人。そして、何かが冴音を斬............らなかった。斬られたのは.........
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