窓の外は晴れ
美「ここからは円衣裕太の力を借りるんじゃなく…
瑞乃美織を売るんだよね…
頑張らなきゃ。佐々木さん!
私、絶対に頑張る!」
佐々木は満足したように微笑むとパソコンとにらめっこを始めた。
きっとホムペをリニューアルしてくれているのだろう
私は鞄から携帯を取り出しLINEを開いた
通知が一件
円衣裕太からだった
心臓が飛び出そうなくらい跳ねた
緊張して冷や汗も出た
…あれ?
私、うまく演技できてる…?
これをカメラの前でも出来たら…
裕{ありがとう(^^)♪
ところで瑞乃さんって
なんか堅苦しいから美織でもい?
流石にそれはまずいかな
俺の事もさん付けしないで
良かったら名前で呼んでね
みみみみみ美織でもいい?
…だと?!
あー心臓の音がうるさい!
指!震えるな!
なんだろうこの感情
すっごく心が暖かい
円衣裕太め…
完全に円衣裕太のペースだ。
私{お疲れ様(*^^*)
私の事は美織で全然いいです♪
私は…円衣さんの事
なんて呼べばいいんだろ?
みんなが呼んでるように
マルとか?わら
送った途端に既読になった
今の時間は暇なのだろうか
円衣裕太からは直ぐに返事が来た
裕{じゃあ美織って呼ぶ(^^)裕太でいいよ!
私、鼻血出てませんか?
裕太って…裕太って…
私{裕太だなんて呼び捨てにして
本当にいいんですか?(><)
裕{裕太がいい!
私{わかりました!
じゃあ裕太って呼びます!
裕{敬語!!!!(笑)
私{忘れてた(><)わら
なんだこれ?ニヤけてるけどなんだこれ?