窓の外は晴れ
裕『…敬語になってるよ』
美「あぁ、さっき敬語で話さなきゃだったからつい…
あ、あの…今日OKです。ご飯…行けます」
裕『まじ?やばい!超嬉しい!!
俺もう事務所出てるんだ、拾ってもいいけどパパラッチ怖いし…店直行の方がいいかな?』
「売名行為」…佐々木だけじゃなく、誰がどこで狙ってるのかなんてわからない…。
美「私、自分で行けるから大丈夫だよ!何処にしようか?」
裕『じゃあ六本木のDって店わかる?』
美「うん!わかるよ!じゃあそこ待ち合わせにしようか?」
裕『OK、待ってるね。ゆっくりでいいから!じゃあ後で…』
ツーツーツー
やばいやばいやばいやばい
どうしよどうしよどうしよう…
約束しちゃったよ円衣裕太と。
六本木なんてお洒落な街の、Dっていうお洒落な店で。
信じられないドッキリ?
これドッキリなのかな?!
美「フゥーー……」
深呼吸をし、直ぐにタクシーを拾いDに向かった
一応マスクを買って顔はなるべく隠してみた。