窓の外は晴れ
美「なんか…裕太と二人きりだし、こんな凄い景色だし、さっきより緊張してるかも」
裕「俺も直ぐに酔いそう…」
私も円衣裕太も、VIPルームがソファーにゆったりと寛げる空間な事もあって無言で夜景を見てばかりいた
何を話し出していいかもわからない。とりあえずこのうるさい心臓を落ち着かせないと…
適当に頼んだ料理が次々と運ばれてきた。
円衣裕太はお酒が強いのか、さっきからガバガバビールを飲んでいる
椅子に対面に座れば、まだ話しやすかったかもしれないが、私と円衣裕太はソファーに隣り合わせで座っている状態だった。
それに馬鹿でかいソファーだからか距離も遠いというか、微妙な感じて…
目の前に広がる夜景を見るしかなかった。
円衣裕太がまた、ビールのおかわりをする
美「…裕太ってお酒好きなんだね」
裕「普段はそんなに飲まないんだけどなんか…緊張しちゃって…」
美「そんなに緊張しないでよ。私くらいで」
裕「するよ!!!!」
いきなり大声を出した円衣裕太にびっくりして固まった。
裕「あ、…ごめん。大きい声出して…」