窓の外は晴れ




しばらくすると電話が鳴った




裕『もしもし?もうすぐつくよ!あ、このマンションだ…』



美「今、地下の駐車場のオートロック開けたから中に入って。下まで迎に行くね」




マンションの中から駐車場は繋がっているから、撮られる心配は無い…筈。




美「裕太!こっち!」




私が手を上げると、裕太は自慢の愛車を軽やかにスペース内に納めて停めた。

一言で表すとベンツである




裕「美織~」




円衣裕太は子犬のように、車を降りるなり私に抱きついてきた。

私には見えた。円衣裕太のお尻からちぎれそうな程フリフリしている尻尾が…




裕「なんか今日の美織いつもより可愛くない?やっぱ白、似合う。
セットアップもフワフワで気持ちいし…」



そう言うと、更に私にスリスリしてきた円衣裕太。これ以上エスカレートする前に止めた




美「とりあえず部屋に行こ?」



裕「…なんかエロいな。」



美「………」





円衣裕太もやっぱり男だな
そんな事言うんだ。言うか…

案内する私の後ろを円衣裕太は、尻尾を振りながらついてくる






美「どうぞ!はいって」


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