窓の外は晴れ




綺麗に完食してくれた




裕「ご馳走様。ほんっとに美味しかった
あーあ、毎日ここに帰ってきて美織のご飯が食べたい…。」



美「そんな事してたら、直ぐに通い愛って報道されちゃうよ」



裕「あーくそ~。
美織と一緒に住みたいなぁ」




うなだれる円衣裕太を横目に、食器を下げようとした時だった




裕「お礼に洗い物は俺がやる!」



美「いいよ。裕太、疲れてるでしょ?私やるからゆっくりしててよ」



裕「えー、じゃあ二人でやろ?」





またやられてしまった

ドキドキし過ぎて、心臓がいくつあってもたりやしない


お言葉に甘えて、ふたりで洗い物をした。
円衣裕太は洗い物でさえも楽しそうにやっている

不思議な人だ…





美「あのさ…裕太、今日は泊まってくでしょ?」



裕「え?泊まらないよ?」



美「え?!泊まらないの?!」



裕「…だってまだ付き合ったばっかだし、直ぐに泊まりって、美織が嫌かなって思ったんだけど…」





ウブ?ピュア?

今時、そんな事言える殿方がまだ日本に残っていたとは…。





美「嫌じゃないよ。良ければ、一緒にいたいなぁ…なんて。」



裕「まじ?じゃあ泊まってもいい?俺、朝早いけど…迷惑じゃなければ!」



美「迷惑なわけないじゃん」



裕「美織~本当はめっちゃ泊まりたかった。帰りたくなかった~」




円衣裕太は抱き着いた後、またスリスリ攻撃をしてきた


< 52 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop