窓の外は晴れ
円衣裕太の朝も早い事だし、食後にシャワーを浴びて大きめのスウェットに着替えた円衣裕太
裕「ねぇこれ美織のなんだよね?
なんでこんなに大きいの持ってるの?まさか俺の為に買っといてくれた?」
美「スウェットは超ブカブカで着るのが好きなの。
…裕太、今度来る時お泊りした時に必要なものとか持ってきて、ウチに置いときなよ。
寝間着とか下着とか」
裕「言われなくても そうするつもり~♪」
円衣裕太はいたずらに笑った後、私の手を取ると真剣な顔つきになった
裕「美織、おいで…」
役者だなぁ…
円衣裕太に引っ張られベットに入った。
円衣裕太は相変わらず犬みたいにピッタリとくっついて離れない
あったかい……
裕「このセットアップ俺も欲しい~フワフワ~」
円衣裕太はフワフワセットアップにスリスリ攻撃をしていたが、暫くすると動かなくなった
まさか…まさかね………
恐る恐る円衣裕太の顔を覗き込むと、やっぱり寝ていた
有り得ない!
あんな真剣な顔してベットに連れてきといて普通ヤるでしょ?!
…ま、いっか。
私は気持ちよさそうに眠る円衣裕太の髪を優しく撫でた。
安心しきった子犬のような寝顔…
可愛い…守りたくなる
その時、佐々木から着信が入った
私は円衣裕太を起こさないように携帯を枕の下に入れて音を掻き消した
なんだか今の着信で、自分のしてる事に気付け。そう言われてるようで…
気持ちよさそうに眠る円衣裕太のほっぺに優しくキスをする
小さな、本当に小さな声で言った
美「今は…本気で好きなの。
それに嘘はない…」