窓の外は晴れ
部屋に戻ると、玄関で腰が抜けてしまった…
今まで平気なフリしてたけど…やばい、円衣裕太まじでやばい
円衣裕太が居ない今でも、こんなに心臓バクバクしてて顔が火照って熱い
私だって帰ってほしくない
ここに帰ってきてほしい
だけど出来ない…
円衣裕太は大人気俳優だから
まだまだこれから無限の可能性を秘めてるから。
そして私も、これから円衣裕太の後を必死で追いかけていくから。
絶対にバレてはいけない…
普通の恋人じゃないんだ…
仕事だって一般人ではないし…自覚だよ。自覚をもっと持とう
深呼吸をして立ち上がり、洗い物をしシャワーを浴びて仕事に行く準備を始めた
お風呂場もトイレも…キッチンも
そしてベットにも円衣裕太の面影、微かな匂いが残っていて。またなんていうか、切なくなって
こんなに人の事、好きになれたの初めてかもしれない。
まだ付き合って…ていうか、出逢って全然経ってないのに。ずっと一緒だったんじゃないかって思う程、好きが沢山ある
円衣裕太に出会えて良かった。
すっごい幸せなんだもん…
これからも
この幸せが続きます様に。
って、なんか私すっごい乙女