窓の外は晴れ




ドアを半分開けると勢い良くドアを開けられた



美「きゃっ!」




もう円衣裕太は玄関まで来ていた
肩で息をしてる
きっとここまで走ってきたんだ

私を見るなり力強く抱きしめた




美「ゆ、裕太…?」



裕「ハァ…ハァ…会いたかった…
美織、会いたかった。」



美「…仕事は?」



裕「大丈夫…何も心配するな…」



美「だって…」



裕「心配しなくていい。」






更に力強く抱き締められて、涙がまた溢れてきた
円衣裕太は優しく何度も髪を撫でる




裕「よしよし泣いていいよ。俺ここにいるから」




そう言いながら何度も何度も、繰り返し撫でてくれた。やっと落ち着いた私を部屋の中に入れるとベットに座らせキスをする





裕「ごめんな…寂しい思いさせたよな。頑張らせすぎたよな…でも聞いて。
俺、本当に美織が大切だよ
どんなに仕事が忙しくても、いつも美織の事考えてる…

ドラマとか、相手のヒロイン役の子は美織だと思ってやってるし、少しでも時間出来たら美織に連絡しなきゃって思う。

ロケに行って美味いものがあったら今度、美織つれてこようとか、いっつも美織の事考えてるわけ…

でも俺がそうやって頑張る度に美織が、私も頑張らないと。って自分責めるのは、嫌だ…
俺の相手はそれなりのレベル?違う…俺の相手は俺が決めた女

誰がなんと言おうと、俺は美織以外は興味無い…美織が好きだよ。それじゃダメなの?」




私は首を横に振った




裕「なら、泣きやんで?」




泣きやみたいのに、涙が止まらない





裕「…俺、美織の為なら俳優やめれるよ。」



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