迷走女に激辛プロポーズ
第七章 共白髪まででどう?
グランドステイKOGOで迎える朝は、普段、目にしている朝の光でさえ高級に思える。
現在、午前六時半。すっかり日も上り、今日も暑そうだ、と伸びをする。
爆睡したからか、今朝の寝覚めは最高だ。昨日のお酒も残っていない。
軽やかな足取りでバスルームに入り、早速、髪を洗う。そして、昨日より丁寧に体を洗い、シャワーで泡を流し終えると、身体も頭も完璧に……目覚めた! 気持ちいい!
鏡の中で、濡れ髪の私がニッコリ微笑む。
ちょっと腫れた目を除けば、いつも以上にスッキリ、サッパリしている。
鼻歌を歌いながら髪を乾かし、佑都がマンションから持参してくれた着替を身に着け、身支度を整えるとバスルームを出る。
その途端……飛んでくる声。
「お前、覚えていろよ!」
だが私とは裏腹に、佑都の機嫌はすこぶる悪い。相当ご立腹のようだ。
文句を言うなら、夢界に旅立った意識に言って欲しい。
そう、昨夜、私はブラックホールから無事帰還したにもかかわらず、キスの最中、睡魔と浮気しそのまま逃避行してしまったのだ……夢界へ。
現在、午前六時半。すっかり日も上り、今日も暑そうだ、と伸びをする。
爆睡したからか、今朝の寝覚めは最高だ。昨日のお酒も残っていない。
軽やかな足取りでバスルームに入り、早速、髪を洗う。そして、昨日より丁寧に体を洗い、シャワーで泡を流し終えると、身体も頭も完璧に……目覚めた! 気持ちいい!
鏡の中で、濡れ髪の私がニッコリ微笑む。
ちょっと腫れた目を除けば、いつも以上にスッキリ、サッパリしている。
鼻歌を歌いながら髪を乾かし、佑都がマンションから持参してくれた着替を身に着け、身支度を整えるとバスルームを出る。
その途端……飛んでくる声。
「お前、覚えていろよ!」
だが私とは裏腹に、佑都の機嫌はすこぶる悪い。相当ご立腹のようだ。
文句を言うなら、夢界に旅立った意識に言って欲しい。
そう、昨夜、私はブラックホールから無事帰還したにもかかわらず、キスの最中、睡魔と浮気しそのまま逃避行してしまったのだ……夢界へ。