その気持ちは嘘じゃない
夕方、公園で遊んでいるとお姉ちゃんが歩いているのが見えた。
「お姉ちゃん!」
そう叫んで手を振ると、お姉ちゃんはにっこり笑ってこちらに手を振った。
「どうしたの?」
「遊ぼ!」
サッカーボールを掲げて見せると、お姉ちゃんは笑って学生鞄を置いた。
「遊ぼうか」
お姉ちゃんは僕がサッカーボールを蹴ると、それを止めて蹴り返してくれた。
「リフティングできる!?」
「うーん、出来ないかなぁ」
「僕できるよ!」
そういってぽんぽんとリフティングを披露すると、お姉ちゃんは拍手してくれた。
「凄いね」
「へへん。凄いだろ!」
そのあとも夕方5時ぐらいまで一緒に遊んでくれた。
「和馬君。もうそろそろ帰らなくちゃいけないでしょ?」
「あ、もう5時なんだ」
公園にある時計を確認すると、時計の針は5時12分を指していた。
「送っていこう」
お姉ちゃんは学生鞄を持って前みたいに公園から出て行った。
「まってよ!」
サッカーボールを持って走っていくと、お姉ちゃんは振り返りざまに笑った。
「どうしたの?」
僕は少々ふくれっつらになってお姉ちゃんに抗議する。
「お姉ちゃんはいつも公園を出て行くのが早いよ!僕をおいていかないで!」
「ふふふ、和馬君がもたもたしてるんじゃないのかな?」
「もう!意地悪!」
お姉ちゃんは口元に手を当てて笑った。
お姉ちゃんがこうして笑っている姿を見るのは初めてかもしれない。
「和馬君はこうして私と遊ぶのは楽しいのかな?」
唐突にお姉さんからの質問で少し驚いた。
「うん!楽しいよ!」
「お友達とは遊ばないの?」
そういえば最近、お姉さんと遊ぶために友達との遊びを断っているかもしれない。
「遊ぶよ!今日はたまたま」
なんとなくそのことが知られたくなくて少し嘘をついた。
「そうなんだ」
その後もなんでもない話しをしていたら家に着いた。
お姉ちゃんと過ごしていると時間が過ぎるのがとても早く感じる。
「お姉ちゃん。また遊んでくれる?」
「いいよ。遊ぼう」
「やったあ!じゃあまたね!バイバイ!」
「またね」
お姉ちゃんは手をふった。僕は扉を閉めて、ニコニコしながらリビングにいるお母さんに言った。
「ただいま!」
「お姉ちゃん!」
そう叫んで手を振ると、お姉ちゃんはにっこり笑ってこちらに手を振った。
「どうしたの?」
「遊ぼ!」
サッカーボールを掲げて見せると、お姉ちゃんは笑って学生鞄を置いた。
「遊ぼうか」
お姉ちゃんは僕がサッカーボールを蹴ると、それを止めて蹴り返してくれた。
「リフティングできる!?」
「うーん、出来ないかなぁ」
「僕できるよ!」
そういってぽんぽんとリフティングを披露すると、お姉ちゃんは拍手してくれた。
「凄いね」
「へへん。凄いだろ!」
そのあとも夕方5時ぐらいまで一緒に遊んでくれた。
「和馬君。もうそろそろ帰らなくちゃいけないでしょ?」
「あ、もう5時なんだ」
公園にある時計を確認すると、時計の針は5時12分を指していた。
「送っていこう」
お姉ちゃんは学生鞄を持って前みたいに公園から出て行った。
「まってよ!」
サッカーボールを持って走っていくと、お姉ちゃんは振り返りざまに笑った。
「どうしたの?」
僕は少々ふくれっつらになってお姉ちゃんに抗議する。
「お姉ちゃんはいつも公園を出て行くのが早いよ!僕をおいていかないで!」
「ふふふ、和馬君がもたもたしてるんじゃないのかな?」
「もう!意地悪!」
お姉ちゃんは口元に手を当てて笑った。
お姉ちゃんがこうして笑っている姿を見るのは初めてかもしれない。
「和馬君はこうして私と遊ぶのは楽しいのかな?」
唐突にお姉さんからの質問で少し驚いた。
「うん!楽しいよ!」
「お友達とは遊ばないの?」
そういえば最近、お姉さんと遊ぶために友達との遊びを断っているかもしれない。
「遊ぶよ!今日はたまたま」
なんとなくそのことが知られたくなくて少し嘘をついた。
「そうなんだ」
その後もなんでもない話しをしていたら家に着いた。
お姉ちゃんと過ごしていると時間が過ぎるのがとても早く感じる。
「お姉ちゃん。また遊んでくれる?」
「いいよ。遊ぼう」
「やったあ!じゃあまたね!バイバイ!」
「またね」
お姉ちゃんは手をふった。僕は扉を閉めて、ニコニコしながらリビングにいるお母さんに言った。
「ただいま!」