狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
「あーあ、だいぶ凝ってますね。お仕事抱えるのもホドホドしないとね~」
「何を生意気な……
あ、そ…そこ…イイっ、グリグリして…」
「ここか?ここがイイのか⁉」
「う、ん…そこをもっと………
って、何をやらせるんだっ!」
「ふぎゃっ」
我にかえってドカッと一蹴。
(自分でやってたくせに)
「も、もういい、5分経った。
席に戻って仕事しなさい。
お、お前らも見てないで、集中して仕事しろっ」
クスクスと忍び笑いをしていた皆が、一斉にパソコンに向かった。
チラッと舌を出しながら席に戻ると、三上さんと水野女史が、何やらボソボソと小声で話していた。
「赤野ちゃん……もし分かっててやってるんだったら、相当罪深いよなあ」
「私ね、彼が入った時からの付き合いなんだけど……
今回初めて大神クンが可哀想だと思ったわ」
「アノ人も肝心なとこ、はっきりさせないからなあ……」
「何の話してるんです?」
私が話に割り込むと、2人は顔を見合わせた。
それから、おもむろにハーッと溜め息をつくと、黙って仕事に戻っていった。
……カワイソウ?
あの、カチョーがあ?
うちの先輩方は時々、訳の分からないコトを言う。
「何を生意気な……
あ、そ…そこ…イイっ、グリグリして…」
「ここか?ここがイイのか⁉」
「う、ん…そこをもっと………
って、何をやらせるんだっ!」
「ふぎゃっ」
我にかえってドカッと一蹴。
(自分でやってたくせに)
「も、もういい、5分経った。
席に戻って仕事しなさい。
お、お前らも見てないで、集中して仕事しろっ」
クスクスと忍び笑いをしていた皆が、一斉にパソコンに向かった。
チラッと舌を出しながら席に戻ると、三上さんと水野女史が、何やらボソボソと小声で話していた。
「赤野ちゃん……もし分かっててやってるんだったら、相当罪深いよなあ」
「私ね、彼が入った時からの付き合いなんだけど……
今回初めて大神クンが可哀想だと思ったわ」
「アノ人も肝心なとこ、はっきりさせないからなあ……」
「何の話してるんです?」
私が話に割り込むと、2人は顔を見合わせた。
それから、おもむろにハーッと溜め息をつくと、黙って仕事に戻っていった。
……カワイソウ?
あの、カチョーがあ?
うちの先輩方は時々、訳の分からないコトを言う。