狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
彼の熱い息が、フッと耳許を擽った。
「やだっ」
ビクッと痙攣した反応に、彼は満足げにそれを続ける。

イヤだ。コワイ。

そりゃあいつかは…とは思ってたけど。

とにかく状況を打破すべく、思い付いたコトを並べたてた。

「ほらね、シャワーとか…女の子にはイロイロと下準備がね……」

しかし彼は被せるように言い含めた。

「そんなのは要らない……
僕は今、君としたいんだ。
君は、僕を好きだって言ってくれたよね?それはウソ?」

「そ、それは……」
私は首を横に振った。
 
「じゃあ問題ないよね?僕は君を、君は僕を……愛してるんだから」
  
そうだけど、でも……

私の頷きを『了承』と受け止めたのか。
彼は、スカートのウエストから上着の裾を抜いて、キャミソールの中に手を差し入れた。

と思うと、スカートの中に入れた彼の右手が、スルスルとストッキングを引き下げていく。
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