狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
私はこれまで生きてきて、自分が非力だと感じる機会ってなかったけど。


去年の冬、インフルエンザで休んだ大神さんのマンションに押し掛けた日。

あの時私は、ちょっとだけ彼を怖いと思った。

『何をされても文句は言えない』
『知ってるお兄さんにもついていっちゃだめ』
『悪いイタズラをされるから』

そうなのか。
普通は“首にキスマーク”じゃあ、終わらせてもらえなかったんだ。


あれ、おっかしいなあ…… 

私は今、“大好きなカレ”の腕の中、幸せでイッパイの筈なのに。


どうして私はこんな時に


大神さんの事ばかりを


思い出しているんだろう___
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