狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
そう、ここ数日の私のナヤミは、カチョー限定で発症する『急性コミュ障』。
あの日を境に私は、慣れ親しんだハズの大神さんと、上手く話せなくなってしまったのだ!
ウカツだった。
私は元々お酒にとても強くて、いくら飲んでも意識を飛ばした事なんかない。
あの日の事も例外なく、起こった一部始終の全てを覚えてしまっていた。
しかも、時が経つにつれて記憶は鮮明になってきて……
あれから3日経った今ではもう、マトモに目を合わせることすら難しくなっている。
理由はうすうす、いや。もうハッキリと分かってる。
まどろみの中で、自分が発した『あなたが好き』のあの一言。
酔いに任せて、世迷い言と聞き流して貰えばと口走ったあの台詞が、私に思わぬ副作用をもたらしていた。
そうだ、私はそれを自ら口にしてしまったことでハッキリと自覚してしまった。
それこそが、決して辿り着かないように長い間自分を誤魔化し、決して向き合わなかった本心なのだと。
私はオオカミさんが、好きなんだ。
あの日を境に私は、慣れ親しんだハズの大神さんと、上手く話せなくなってしまったのだ!
ウカツだった。
私は元々お酒にとても強くて、いくら飲んでも意識を飛ばした事なんかない。
あの日の事も例外なく、起こった一部始終の全てを覚えてしまっていた。
しかも、時が経つにつれて記憶は鮮明になってきて……
あれから3日経った今ではもう、マトモに目を合わせることすら難しくなっている。
理由はうすうす、いや。もうハッキリと分かってる。
まどろみの中で、自分が発した『あなたが好き』のあの一言。
酔いに任せて、世迷い言と聞き流して貰えばと口走ったあの台詞が、私に思わぬ副作用をもたらしていた。
そうだ、私はそれを自ら口にしてしまったことでハッキリと自覚してしまった。
それこそが、決して辿り着かないように長い間自分を誤魔化し、決して向き合わなかった本心なのだと。
私はオオカミさんが、好きなんだ。