狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
思えば初日から、コイツと私との出会いは最悪だった。
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いよいよ私の会社生活が始まる…
3ヶ月の研修を終え、辞令を受け取った私は、期待に胸を膨らませながら『業務課』のプレートを見上げた。
“っシャア!”
気合いを入れてドアノブに手をかけると、
「………⁉」
「………‼」
部屋の中からものすごい怒鳴り合いが聞こえてくる。
うわわっ、
何だか恐そうなところ。
思わず入るのに躊躇していると、
「っざけんなよ、ったく…」
ドスの効いた悪態とともに、目の前のドアが乱暴に開いて、私は前につんのめった。
瞬間___
バフッ。
「ぶっ…」
キモチヨイ衝撃にあわせ、私の視界がホワイトアウト、真っ白に塞がった。
「……………」
「す、スミマセンッ」
慌てて離れ、恐る恐る見上げると、素晴らしく整ったお顔の男性が遥か頭上から私を見下ろしているじゃあないか。
私は思わず息を呑んだ。
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いよいよ私の会社生活が始まる…
3ヶ月の研修を終え、辞令を受け取った私は、期待に胸を膨らませながら『業務課』のプレートを見上げた。
“っシャア!”
気合いを入れてドアノブに手をかけると、
「………⁉」
「………‼」
部屋の中からものすごい怒鳴り合いが聞こえてくる。
うわわっ、
何だか恐そうなところ。
思わず入るのに躊躇していると、
「っざけんなよ、ったく…」
ドスの効いた悪態とともに、目の前のドアが乱暴に開いて、私は前につんのめった。
瞬間___
バフッ。
「ぶっ…」
キモチヨイ衝撃にあわせ、私の視界がホワイトアウト、真っ白に塞がった。
「……………」
「す、スミマセンッ」
慌てて離れ、恐る恐る見上げると、素晴らしく整ったお顔の男性が遥か頭上から私を見下ろしているじゃあないか。
私は思わず息を呑んだ。