狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
「本当さ。君みたいなキレイな手、見たことないよ」
「やだぁ、大神サンったらぁ」


「………」
彼は、何やらイイ雰囲気で隣のお嬢さんとお話し中のようだった。

あれは確か、受付嬢のハラグチさん。
反則級の微笑を浮かべる彼を見つめ、ポーッと頬を染めている。

オヤ?

なんと。
早くもテーブルの上のキラキラネイルの手に手を重ね合わせてるじゃないか!

「え、ああ今週?そうだな……
明日の10時からなら空いてるよ…」
「大神サン♥」



き……

きらいだぁ‼‼‼


ともかくも、色々あった私の社会人1年目も、もう終わろうとしている___
 
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