狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
ひ、ひゃあああ、格好エエ‼
これが、これが社会人(♂オス)⁉
しかもこの展開は…
まさかまさかの “運命の出会い” ってヤツではないですかぁ~⁉
咄嗟に、私のイケメンセンサーが反応し、脳内にホワンと妄想が膨らんだ。
『済まないね、お嬢さん。ケガはないかい?』
(ニッコリ)
『い、イイエ♥』
が、それはホンの束の間。
イケメンは漫画みたいな青筋を額にくっつけて、血も凍るような冷たい瞳で見下ろすと、抑揚のない低音で一言、こう言い放ったのだ。
「…何だテメエは」
「え…」
戦きながら彼の目線を追うと、男のホワイトシャツの左胸。
気合いを入れて塗りたくったオレンジリップのキスマークが、これでもか!って程ベットリとくっついている。
「は、ははは……」
---------------✴
……おかげで私の初仕事は、
コイツのシャツを持ってクリーニング屋さんに走ったことだった。
さらにその後、それが自分の直接の上司だと聞かされた私は天を仰いで自分の不運を嘆いたのだった。
ジーザス。
これが、これが社会人(♂オス)⁉
しかもこの展開は…
まさかまさかの “運命の出会い” ってヤツではないですかぁ~⁉
咄嗟に、私のイケメンセンサーが反応し、脳内にホワンと妄想が膨らんだ。
『済まないね、お嬢さん。ケガはないかい?』
(ニッコリ)
『い、イイエ♥』
が、それはホンの束の間。
イケメンは漫画みたいな青筋を額にくっつけて、血も凍るような冷たい瞳で見下ろすと、抑揚のない低音で一言、こう言い放ったのだ。
「…何だテメエは」
「え…」
戦きながら彼の目線を追うと、男のホワイトシャツの左胸。
気合いを入れて塗りたくったオレンジリップのキスマークが、これでもか!って程ベットリとくっついている。
「は、ははは……」
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……おかげで私の初仕事は、
コイツのシャツを持ってクリーニング屋さんに走ったことだった。
さらにその後、それが自分の直接の上司だと聞かされた私は天を仰いで自分の不運を嘆いたのだった。
ジーザス。