太陽の下で
夏の日
今日は本番のエヌコンの日。
私達にとっては金賞というプレッシャーがあった。
それが顔に映ったのかあおばが心配してくれた
「真里!大丈夫だよ!絶対(金賞)とれるから!!」
「でもさ、私って、みんなから一歩遅れてるし…」
「真里。俺がなんで咲良田真里を合唱部に入部させたか知ってるか?」
私は懸命に顔を横に降った。
「俺はお前に合唱の才能があるってピンときたんだよ。ま、それだけだけどな」
なぜかわからなかったけど、
私の頬をつたって涙が流れていた
「この舞台にたてないメンバーもいるってよくかんがえなよ」
そう。
入部したそのすぐ後わたしは、エヌコンに出れるかどうかのオーディションをしたのだ。
高1で入れたメンバーは私とあおばだけ。
「そして、その涙は全国金とってから流せよ」
「うん。ゴールド金賞って声聞きたい。」
私は涙声であおばにそう語った。
「そんじゃあ、あとちょっとだけど練習頑張ろう!」