七夕のキセキ~七夕から始まる恋の魔法~
そうして、俺らはカフェに向かった。
彩を前に、俺と灯が並んで座る。
適当に注文した。
「改めて、俺の彼女の灯です」と俺が紹介すれば、嬉しそうに笑ながら…
「灯さん、こんにちわ。去年はまだ恋人では無かったのにね~」何て言ってくる。
はぁ、忘れてた。コイツ、ド天然だった。
「蒼が力を貸してくれたんだよ。七夕のキセキってヤツだな…」と俺はフォローしたつもりなんだけど…
かわいく拗ねてる灯。
怒った顔も可愛いんだよな…って俺は重症だな。
「上手くいって良かったね。もし、上手くいかなかったらアプローチしようかななんて思ってたのよ?」と彩は言ってくる。
ヤメロー心の中でそう叫ぶ。
灯を傷つけたくないし苦しめたくない…
灯の険しい顔を見て楽しんでる彩。
「冗談よ。ヒロあのね。私もひとつ報告…
去年あなたに相談した後ね、彼と上手くいったの。でね、私、彼にプロポーズされて近々結婚するのよ!!」と嬉しそうに彩は言った。
なるほどね、そーゆうことね。だからか穏やかな顔してると思った。
「おめでと…」と俺は笑ってやった。
今の俺は、心から彩の幸せを笑ってやれていると思う。
「ありがとう。二人も末長くお幸せにね~」と彩は言うと、去っていった。
「灯…ゴメンな。驚かせて…」と俺が言うと、「ううん、いいよ。大丈夫、だって二人なら乗り越えられるんでしょ?」と灯は笑ってくれた。
「こんなとこでムードの欠片も無いけど…俺と結婚してくれるか?来年も再来年もずっと一緒にこんな日々を過ごしたい」と俺は言って、指輪を渡した。
泣きながら受け取ってくれた。
「ヨロシクお願いします」って。
そして、後日、役所に婚姻届を出しにいって、俺たちは夫婦となった。
ー数年後、
男の子と女の子の双子を授かった。
名前は決めてある。
七夕が起こしたキセキにちなんで、女の子は七華、男の子は葵にした。
二人とも元気にすくすく育ち、家族四人、幸せに暮らしてます。
end
彩を前に、俺と灯が並んで座る。
適当に注文した。
「改めて、俺の彼女の灯です」と俺が紹介すれば、嬉しそうに笑ながら…
「灯さん、こんにちわ。去年はまだ恋人では無かったのにね~」何て言ってくる。
はぁ、忘れてた。コイツ、ド天然だった。
「蒼が力を貸してくれたんだよ。七夕のキセキってヤツだな…」と俺はフォローしたつもりなんだけど…
かわいく拗ねてる灯。
怒った顔も可愛いんだよな…って俺は重症だな。
「上手くいって良かったね。もし、上手くいかなかったらアプローチしようかななんて思ってたのよ?」と彩は言ってくる。
ヤメロー心の中でそう叫ぶ。
灯を傷つけたくないし苦しめたくない…
灯の険しい顔を見て楽しんでる彩。
「冗談よ。ヒロあのね。私もひとつ報告…
去年あなたに相談した後ね、彼と上手くいったの。でね、私、彼にプロポーズされて近々結婚するのよ!!」と嬉しそうに彩は言った。
なるほどね、そーゆうことね。だからか穏やかな顔してると思った。
「おめでと…」と俺は笑ってやった。
今の俺は、心から彩の幸せを笑ってやれていると思う。
「ありがとう。二人も末長くお幸せにね~」と彩は言うと、去っていった。
「灯…ゴメンな。驚かせて…」と俺が言うと、「ううん、いいよ。大丈夫、だって二人なら乗り越えられるんでしょ?」と灯は笑ってくれた。
「こんなとこでムードの欠片も無いけど…俺と結婚してくれるか?来年も再来年もずっと一緒にこんな日々を過ごしたい」と俺は言って、指輪を渡した。
泣きながら受け取ってくれた。
「ヨロシクお願いします」って。
そして、後日、役所に婚姻届を出しにいって、俺たちは夫婦となった。
ー数年後、
男の子と女の子の双子を授かった。
名前は決めてある。
七夕が起こしたキセキにちなんで、女の子は七華、男の子は葵にした。
二人とも元気にすくすく育ち、家族四人、幸せに暮らしてます。
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