君色キャンバス


「きっ……響っ!」


 顔が見れない。

 きっと今私顔が真っ赤だ。

 見上げたらそのまま恥ずかしさで死ねる。


 視線を泳がせていると、また一之瀬君がキスをした。


 
 そして再び目があった瞬間――――



 優しい心からの笑顔。






 その笑顔を見た瞬間、

 私の中で恥ずかしさよりも愛しさが増した。


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