君色キャンバス


 春の優しい陽だまりに包まれ、私はゆっくりと体を起す。


 隣に居るのは響。

 響の寝顔がかわいくて思わず微笑む。



 
 サァッとカーテンを開くと、眩しい太陽が一気にあますことなく入り込む。


 その眩しさに耐えかねた響が目を覚ます。




「おはよ」

「おはよ」



 
 2人で迎える朝は温かい。

 

 
 これからも……ね、

 こうやって1日を迎えたいな。



 ずっと。永遠にね。




 大好きなあなたと。

 


 

【君に、 ‐FIN‐】




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