平凡少女の恋愛事情
「好きです!私と付き合ってください!」


「えっと……ごめん、君とは付き合えない」




…………なにしてんだろ私


確か私は……


まず、高校生になっただろ?


それで、親友の灯とともに喜んだ

同じ高校になれたからね


そんでもって、始業式に出て教室戻って


色々とすましてココアを買おうと

灯に何も言わず自販機に行って

ココアをゲットした。


うん、ここまではいい

ここまではいいんだ……


けど……教室にいる灯の元へ戻ろうとしたら……


なにこれ……よくあるパティーン?


なんでよりによって私なパティーン?


なんの現場に遭遇?


告白現場ですよ?朱井 秋さん?


しかも告白されてる男子が振った現場ですよ?


…………気まづいなあ


「な、なんで……?好きな人が……いる……とか…?」


「いや、そういうわけじゃないけど……今は誰とも付き合う気がないから……ごめん」


「そ、そっか……そう、なんだ……ごめんね…そんなことも知らずに……」


「いや、俺の方こそ言わなくてごめん」


「ううん!いいの……じゃ、じゃあ……私、行くね……?」


「うん……じゃあ、また明日」


「うん!バ、バイバイ……!」
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