Tower of Fantasy
。*.*リューロside*.*。
「…ぷはぁ」
まだ、帰ってこねぇ。
サーラがいないと、俺はずっとこの調子だ。
「リューロ…あんた、飲み過ぎだよ…」
「っるっせぇな、マゼルダ。金は払ってんじゃねぇか。お代わり」
「サーラちゃんが連れ去られてからずっとこの調子だねぇ…探しに行かないのかい?」
「ずっと言ってんじゃねぇか。手がかりがないんだよ」
「最初の半月、ずっと探していたのにねぇ。あのデカブツ2人、あんたに愛想つかしちまってたよ」
「出て行ったのか」
「そりゃあ、冒険者は同じところでじっとしているのが苦手だしねぇ…あの2人、あんたが諦めてから今まで、ずっと探してくれてたんだよ?」
「そうか。随分諦め悪りぃな」
「連れ去られてから、3ヶ月半か…」
「俺、あいつにちゃんとレクトに帰って来いって言ったし。信じてるから」
「…」
信じてるってのは建前で、マゼルダもそれが分かってる。俺はサーラがいないとやる気が出ない。
「…ねぇ。そこのあなた」
!
うわ、びっくりした。なんだこの女。ファイターのカウンターになんでこんなヒラヒラしい女がいるんだよ。
「あなた、素敵ね。私とパーティ組まない?」
「お前誰」
「私はリフレット=マーチス。職業はエレメンタラー(精霊使い)よ」
「エレメンタラー?」
「精霊の力を借りて魔法を使うの」
「あ、そう」
「嫌?」
「俺今やる気でねぇの」
「いいわ、一緒にいてあげる」
なに言ってんだ?この女。
「ふふ、あなたとパーティ組みたいの。その気になるまで一緒にいるわ。ファイターなんでしょう?」
「あぁ…」
「名前は?」
「…リューロ=リクス」
「…ぷはぁ」
まだ、帰ってこねぇ。
サーラがいないと、俺はずっとこの調子だ。
「リューロ…あんた、飲み過ぎだよ…」
「っるっせぇな、マゼルダ。金は払ってんじゃねぇか。お代わり」
「サーラちゃんが連れ去られてからずっとこの調子だねぇ…探しに行かないのかい?」
「ずっと言ってんじゃねぇか。手がかりがないんだよ」
「最初の半月、ずっと探していたのにねぇ。あのデカブツ2人、あんたに愛想つかしちまってたよ」
「出て行ったのか」
「そりゃあ、冒険者は同じところでじっとしているのが苦手だしねぇ…あの2人、あんたが諦めてから今まで、ずっと探してくれてたんだよ?」
「そうか。随分諦め悪りぃな」
「連れ去られてから、3ヶ月半か…」
「俺、あいつにちゃんとレクトに帰って来いって言ったし。信じてるから」
「…」
信じてるってのは建前で、マゼルダもそれが分かってる。俺はサーラがいないとやる気が出ない。
「…ねぇ。そこのあなた」
!
うわ、びっくりした。なんだこの女。ファイターのカウンターになんでこんなヒラヒラしい女がいるんだよ。
「あなた、素敵ね。私とパーティ組まない?」
「お前誰」
「私はリフレット=マーチス。職業はエレメンタラー(精霊使い)よ」
「エレメンタラー?」
「精霊の力を借りて魔法を使うの」
「あ、そう」
「嫌?」
「俺今やる気でねぇの」
「いいわ、一緒にいてあげる」
なに言ってんだ?この女。
「ふふ、あなたとパーティ組みたいの。その気になるまで一緒にいるわ。ファイターなんでしょう?」
「あぁ…」
「名前は?」
「…リューロ=リクス」