Tower of Fantasy
リューロ、サーラー、ルイス、アクアの4人は、レクトの外れにある広い空き地に立っていた。
心置きなく暴れられるところというルイスとアクアのリクエストを聞き入れて選ばれた場所だった。
「どっちから?」
「私から。私はルイスに負けたから…でも、あなたには負けないと思う」
「へぇ、言うじゃん。さっきも言ったけど、俺サーラより強いんだぜ?」
「やってみなくては分からんだろう」
「そうだなぁ。じゃあ行くぞ」
リューロはアクアに向かっていった。
「ルイス、ここ危ないわ!アクア、あのどかーんをやる気よ!逃げないと!」
そうサーラが言ってルイスを引っ張って遠くに離れていくことにも気づかず。
「『炎雷の加護焔の力其の雷』、『サンダーフレーム』!」
アクアが早口で、歌うように呪文を唱え、ロッドを振り上げた瞬間。
ドッッカーーーーーン!!!!!
空き地に雷が落ちた。
サーラとルイスはさっと地面に伏せて無事だったが、リューロは悲鳴をあげながら吹っ飛ばされた。
その魔法はサーラと戦った時と同じものだが、あの時略していた部分まで詠んでいるから、威力は大幅に増えている。
「『炎我が身力今解きはなたん』、『コンフラグレーション』!」
アクアは、再び歌うように呪文を唱えてロッドを振り上げる。
すると、ロッドからものすごい炎が飛び出した。
「『氷晶吹雪氷の舞地獄の凍え』、『フリーズフローズン』!」
そして再びロッドを振り上げると吹雪が起こり、アクアが出した炎まで凍った。
「…アクア、やりすぎだろ…魔力使い果たしちまうぞ」
「ていうか…強くなったわね…弱点だった次の詠唱を紡ぐまでの時間がとても短くなった」
「呪文すっげぇ聞き取りにくいしな。早すぎて歌ってるように聞こえる」
「リューロ生きてるかしら」
「さぁな」
「サーラ!ルイス!」
アクアの呼ぶ声に、サーラとルイスは身を起こしてアクアのほうにかけて行った。
するとそこには、氷付けになって気絶しているリューロの姿があった。
「私の勝ちでいいな?」
結果–––アクア圧勝。
心置きなく暴れられるところというルイスとアクアのリクエストを聞き入れて選ばれた場所だった。
「どっちから?」
「私から。私はルイスに負けたから…でも、あなたには負けないと思う」
「へぇ、言うじゃん。さっきも言ったけど、俺サーラより強いんだぜ?」
「やってみなくては分からんだろう」
「そうだなぁ。じゃあ行くぞ」
リューロはアクアに向かっていった。
「ルイス、ここ危ないわ!アクア、あのどかーんをやる気よ!逃げないと!」
そうサーラが言ってルイスを引っ張って遠くに離れていくことにも気づかず。
「『炎雷の加護焔の力其の雷』、『サンダーフレーム』!」
アクアが早口で、歌うように呪文を唱え、ロッドを振り上げた瞬間。
ドッッカーーーーーン!!!!!
空き地に雷が落ちた。
サーラとルイスはさっと地面に伏せて無事だったが、リューロは悲鳴をあげながら吹っ飛ばされた。
その魔法はサーラと戦った時と同じものだが、あの時略していた部分まで詠んでいるから、威力は大幅に増えている。
「『炎我が身力今解きはなたん』、『コンフラグレーション』!」
アクアは、再び歌うように呪文を唱えてロッドを振り上げる。
すると、ロッドからものすごい炎が飛び出した。
「『氷晶吹雪氷の舞地獄の凍え』、『フリーズフローズン』!」
そして再びロッドを振り上げると吹雪が起こり、アクアが出した炎まで凍った。
「…アクア、やりすぎだろ…魔力使い果たしちまうぞ」
「ていうか…強くなったわね…弱点だった次の詠唱を紡ぐまでの時間がとても短くなった」
「呪文すっげぇ聞き取りにくいしな。早すぎて歌ってるように聞こえる」
「リューロ生きてるかしら」
「さぁな」
「サーラ!ルイス!」
アクアの呼ぶ声に、サーラとルイスは身を起こしてアクアのほうにかけて行った。
するとそこには、氷付けになって気絶しているリューロの姿があった。
「私の勝ちでいいな?」
結果–––アクア圧勝。