Tower of Fantasy
「アクアー…私、どうすればいいの?」
真っ赤な顔で6歳の幼女に恋愛相談をする17歳の少女。
「サーラの思うとおりにすればいいと思うぞ」
真面目に答えるが、答えになっていない答えを出す6歳。
「私が思う?私って…どう思っているの?!」
自分がわからないのなら誰にもわからないはずなのにそれを聞く17歳。
はたから見れば、ただのコントである。
「…いったん落ち着け」
呆れたようにアクアが言った。
「アクアはどうしてそんなに落ち着いてるのよ…」
「ルイスがサーラのことが好きなことくらいとうに知っていたからな」
「嘘っ?!」
どうやら全く気がついていなかったサーラは、耳まで赤くなる。
「サーラはルイスのこと好きか?」
「…うん」
「なら良かったじゃないか」
サーラは少し俯き、しばらく考え…
顔を上げて小さく頷いた。
その時。
上品なノックに続いて、メイドの声が聞こえてきた。
「サリスティーお嬢様、グローシア様がお呼びです」
「え、おばあさまが?」
「はい」
「分かりました、すぐ参ります」
サーラは慌ててそう答え、
「アクアごめんね、また後でね」
「分かった」
アクアの答えを聞いて、部屋の扉を開いた。
「ではグローシア様にお目にかかる前に身支度をいたしましょう」
「え、またですか?」
「もちろんですわ。セレスディア家の当主にお目にかかるのですもの。30分しかありませんわ、急ぎましょう」
「…馬鹿げてるわ」
真っ赤な顔で6歳の幼女に恋愛相談をする17歳の少女。
「サーラの思うとおりにすればいいと思うぞ」
真面目に答えるが、答えになっていない答えを出す6歳。
「私が思う?私って…どう思っているの?!」
自分がわからないのなら誰にもわからないはずなのにそれを聞く17歳。
はたから見れば、ただのコントである。
「…いったん落ち着け」
呆れたようにアクアが言った。
「アクアはどうしてそんなに落ち着いてるのよ…」
「ルイスがサーラのことが好きなことくらいとうに知っていたからな」
「嘘っ?!」
どうやら全く気がついていなかったサーラは、耳まで赤くなる。
「サーラはルイスのこと好きか?」
「…うん」
「なら良かったじゃないか」
サーラは少し俯き、しばらく考え…
顔を上げて小さく頷いた。
その時。
上品なノックに続いて、メイドの声が聞こえてきた。
「サリスティーお嬢様、グローシア様がお呼びです」
「え、おばあさまが?」
「はい」
「分かりました、すぐ参ります」
サーラは慌ててそう答え、
「アクアごめんね、また後でね」
「分かった」
アクアの答えを聞いて、部屋の扉を開いた。
「ではグローシア様にお目にかかる前に身支度をいたしましょう」
「え、またですか?」
「もちろんですわ。セレスディア家の当主にお目にかかるのですもの。30分しかありませんわ、急ぎましょう」
「…馬鹿げてるわ」